介護用リフトの種類①

今回は、介護用リフトの種類について詳しくお話しします。

介護用リフトは、移動が困難な方を安全に移乗させるための重要な福祉用具です。

この記事では、代表的な介護用リフトの種類とその特徴について解説します。

吊り上げ式リフトは、利用者をスリング（吊り布）に乗せて持ち上げ、ベッドや車椅子、トイレなどへの移乗を行うリフトです。このリフトには、以下のような種類があります

据え置き式リフト：多くは門構えのような形をしており、レール上を水平に移動できるリフトです。一度設置した後は基本的には動かさないで使用しますが、持ち上げて位置を調整することは可能です。
ベッド据え置き式リフト：ベッドサイドに設置して使用するリフトです。ベッドの重みを使用しリフトを固定します。設置後はベッド、リフトともに動かすことは難しいです。
四点支柱式リフト：四つの支柱を持つ安定した構造のリフトで、特に重度の障害を持つ方や大きな体格の方に対して高い安定性を提供します
天井走行式リフト：天井に取り付けられたレールを使って移動するリフトです。床面積を有効に活用でき、部屋間の移動も行えます。
床走行式リフト：キャスターが付いており、床面を走行して移動するリフトです。ポータブルで部屋内の移動が容易なため、家庭内や施設内での使用に適しています。しかし吊り上げた状態での移動は最小限にする必要があります。

据え置き式リフト